>> 2004/11
[ ゴジラ・ファイナルウォーズ ]
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ゴジラさんも、何回目だかのラストって事で(笑)、見てきました「ゴジラ・ファイナルウォーズ」。 監督が「あずみ」の北村龍平ということもあり、それなりに期待はしていました。 個人的な感想は「イイ」。 どうにもシッチャカメッチャカな映画なんですが 「ゴジラ」という映画にこの切り口はいけるじゃないですか!というのが率直な感想。 編集は粗いし、カメラもおちつきがない。でもいい。気にならない。 ゴジラはいつもの高速度撮影じゃなくて、ノーマル速度なんでアクション速い速い。
怪獣はほぼ総登場。 アンギラス、ガイガン、モスラ、クモンガ、ヘドラ、キングシーサー、カマキラス、ラドン、そしてUS版ゴジラ。 USゴジラが負けたときのX星人のセリフ「マグロ食ってちゃ勝てないか」には、US版映画を見た人には爆笑ものさー。
キャスティングもなかなか味がある。 轟天のスクリーンに水野久美官房長官が映って 「轟天を破壊するつもりか!」と怒るシーンがあるけど 水野久美は、「海底軍艦」でムー帝国の女王だった人。 ついでにX星人もやってたから、今回の敵であるX星人と向かい合うシーンはなかなかの面白さ。
あ、そうだ!音楽がすげえーっ!! メインタイトル曲は、なんと、あのキース・エマーソン!! いやー、全編やってほしかった。残念!!
轟天対ゴジラを皮切りに人間対人間、人間対怪獣、怪獣対怪獣、空中戦艦対UFOとバトルシーンのオンパレード! 吹き飛ぶエキストラ、吹き飛ぶミニチュア、吹き飛ぶ火薬、吹き飛ぶ予算(笑)!!
もうなんだかんだいわずに見ればそれなりに楽しめちゃうよ。 なんでもアリのゴジラの懐の深さに脱帽。 いや、目一杯楽しみましたよ、あたしゃ(笑)。
公式HP http://www.godzilla.co.jp/index.php
2004/12/13(Mon)
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[ ワールド・オブ・トゥモロー ]
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「スカイ・キャプテン」は当初、「ワールド・オブ・トゥモロー」というタイトルの予定だったそうだ。 が、「The Day After Tomorrow」が出てきちまったので、「スカイ〜」の部分を足したのだそうだ。
で。 映画のできばえですが、これがもー脳天気この上ない。 危機感があるよなないよな、話のスケールがでかいよな小さいよな、サスペンスでミステリーなのかほほえましいのか 結局なんだかわかりませんでした!
メカはキャプテンスカーレットかスティングレーか。(歳ばれるなー) 空も海も自在にいくよん。メカだけじゃなくて人間もだけど(ちょいネタバレ含む)。 1930年のアメリカの雰囲気とレトロSFの感じはそこそこ出てたとは思うんだが、肝心のストーリーまで古めかしいのはいかがなものか。
そんな話はもう何度も見ましたから!残念! と、ギター侍になってしまう感じっす。
ま、期待したほどではなかったという事で。 浮気したとかしなかったとかの犬も食わない喧嘩を割に面白がってたりしましたよ、あたしゃ。
これから見る人は、期待度マイナス%でいくと面白がれるかもよー。
2004/12/07(Tue)
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[ おわ、もう師走かよっ ]
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とりあえず「Halflife2」は終了。ざっと流したのでもう一回じっくりやってみるか。面白かったですよ。 映像はすごいの一言。物理シミュレーション自体は、不都合が多かった印象。
さて。「ハウルの動く城」見ました。 個人的な感想は「サイテー」。 始まってすぐの絵にまったく力がないので、こりゃ駄目かと思ったのだが、15分くらいは面白かった。 が、ソフィーが「ばばぁ」になるところあたりから、失速しはじめ 1時間越えたあたりでは、まったく興味を失っていたという恐ろしい展開。 登場人物の行動理由がまったく不明。何がしたいのかまったくわからない。 物語もそれに同調するかのごとく、何が言いたいのか不明。 絵は綺麗だし、よく動いているけどそれだけ。 それだけがジブリのアイデンティティかと思うと、そうかも知れんが・・・。 おまけに背景のクオリティがカット毎にバラバラで、見てて辛いものがある。 声に関しては、キムタクは良かった。 気にならなかったしカツゼツも悪くないどころか、低い音でも聞き取れる発音で、むしろ好印象。 それに対して、倍賞さんが、まったく駄目。 ソフィーの若い頃もばあさんも一人でやるのは結構だが、声色は使い分けてくれ。 宮崎大王は、もう60オーバーだから、後何本映画を作れるのかわからないなら どうして原作ものに手を出してしまったのか。やっぱオリジナルでやってくれい。 最初は「猫の恩返し」と同時上映する予定だったこの作品。 細田守監督で制作を進めていたが、ジブリ内部の軋轢(はやい話がいやがらせ)の前に挫折。 宮崎大王が、ジブリ維持のために作った義理映画だと見るが 真相やいかに??? 全てのものがバラバラでまったくまとまりがない。演出に一貫したロジックも感じない。 宮崎作品としてはサイテーの出来である。 セリフにこめたメッセージのうまさやかっこよさなど、個々のものをみると、面白いものもいくつかあるし 普通に感動しちゃう構成力(つーか「だまし方」のうまさ)には舌を巻く。 一般人ならだまされて「面白い」とか言うでしょうなぁ。 とにかく、もう「宮崎」の名前に心を躍らせることはないと思う。 まぁ、俺にとっちゃ宮崎作品は「未来少年コナン」と「カリオストロの城」 それに漫画版のナウシカで十分だけどね<年ばれるぞ(笑) あ、あと「ホームズ」もいいね。「豚」も。 なんだ、宮崎ファンじゃん(笑)。 期待が大きいと、失望のリバウンドが悲劇を生む典型的なパターンなのかも。
2004/12/02(Thr)
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